日本は旅行先として海外でも人気で、将来的に日本に移住したいと考えている方も多いです。それに比例して日本語を学ぶ方も増えており、日本語教師の需要も増加傾向にあります。しかし、日本語教師になるための資格や経験を知らない方も多いです。
「教師ってあるくらいだから、教員免許がいるのでは?」と思う方もいるでしょう。実は、2024年3月までは日本語教師における資格は民間資格しかありませんでした。それが2024年4月に国家資格が誕生し、その資格がないと日本語教師として働けない教育機関も増えています。
この記事を読めば、こういった日本語教師に関連する資格の概要やそれぞれの強み、自分が取得すべき資格の種類などを知ることができます。日本語教師を目指せるおすすめ通信講座も紹介していますので、気になった方はそちらもぜひ参考にしてみてください。
日本語教師になるには?
日本語教師になるためには、民間試験の「日本語教育能力検定試験」や「日本語教師養成講座の修了」、国家資格である「登録日本語教員(日本語教員試験)」の取得などがあります。とくに登録日本語教員に関しては、2024年4月から国家資格になったため注目度も高まっている資格です。
【2024年3月まで】日本語教師になる方法
2024年3月までは、以下の方法で日本語教師になることができました。
- 日本語教師養成講座を修了する
- 日本語教育能力検定試験に合格する
- 大学で日本語教育を履修する
①:日本語教師養成講座を修了する
文化庁への届出が受理されている「日本語教師養成講座」を受講し、修了することで日本語教師になる資格を得ることができます。他の方法と比較して、日本語を教える能力だけでなく教育力を身につけられる方法なので即戦力になる可能性も高いです。
しかし、本講座で資格を取得するには「4年制大学卒業(学士)」の資格が必要になります。つまり、4年制大学を卒業した上で日本語教師養成講座を修了する必要があるのです。4年制大学を卒業していることも就職で有利になりますが、なかなか難易度の高い取得方法でした。
②:日本語教育能力検定試験に合格する
1年に1回実施されている「日本語教育能力検定試験」に合格することで、日本語教師の資格を取得する方法です。受験資格もとくに設定されてなく、合格率も25%前後なので難関資格とまではいきません。後ほど詳しく解説しますが、就職においてもアピールポイントとして評価されやすいです。
③:大学で日本語教育を履修する
大学にて日本語教育を専攻・副専攻し、指定された単位を修めて資格を取る方法です。基本的には4年間大学に通うことになりますが、通信制大学であれば働きながらでも学べます。日本語教師としての能力を最も伸ばせる方法ですが、 入学金や授業料など費用面では最もかかってしまいます。
【2024年4月以降】日本語教師になる方法
2024年4月1日から、国家資格として「登録日本語教員資格」が登場しました。今まで日本語教師として働くには民間資格でも良かったのですが、登録日本語教員資格が国家資格として登場したため、今後はこちらが主流になる可能性が高いです。実際、「認定日本語教育機関」で働くには、この資格が必須になります。
そんな登録日本語教員ですが、取得するには大きく2つのルートに分けられます。それが「試験ルート」と「養成機関ルート」で、それぞれ受験資格や取得までの流れ、難易度などが異なります。簡単にですが、各ルートの特徴を確認していきましょう。
試験ルート
試験ルートとは、養成機関に通わず日本語教員試験に合格して資格を取得するルートです。学歴・職歴の制限もなく、高卒や中卒の方でも受験できるのが大きなメリットです。養成機関に通う必要もありませんので、自分の都合やスケジュールで勉強できるのも特徴と言えるでしょう。
ただし、次に解説する養成機関ルートと比較して合格率は約半分ほどです。資格取得までの流れも基礎試験・応用試験に合格し、その後に実践研修を修了する必要があります。このように、自由にスケジュールは組めるものの、実際には徹底した管理が必要になるのです。
養成機関ルート
養成機関ルートとは、「登録日本語教員養成機関」にて座学、「登録実践研修機関」にて教育実習を修了し、日本語教員試験に合格することで取得できる方法です。養成機関ルートであれば、日本語教育試験において基礎試験は免除されます。
最大のメリットは、カリキュラムが充実しているため、効率良く実践的な知識とスキルを習得できる点です。教育実習もありますので、授業運営のスキルも身につけられます。日本語教育試験における合格率も高いこともあり、確実に日本語教師になりたい方はこちらのルートがおすすめです。
その一方で、デメリットもあります。まず、養成機関に通うためには「学士以上(4年制大学)」の学位が必要になります。スケジュールも決められているため、自由度は試験ルートと比較して少ないです。入学金や授業料など、コスト面でも負担が大きくなっています。
【特例】すでに日本語教師として働いている場合
「登録日本語教員を目指したいけど、すでに日本語教師として働いている場合はどうしたらいい?」という方もいると思います。そういった方には経過措置が設けられているため、通常のルートよりも少しだけ楽に資格が取れるチャンスがあるのです。この経過措置は、ルートごとに内容が異なります。
【経過措置】
| 区分 | 対象者・概要 | 必要な試験・研修 | 免除される試験・研修 |
|---|---|---|---|
| C | 現職者限らず、必須の50項目に対応した課程修了者 | ・応用試験 | ・基礎試験 ・実践研修 |
| D-1 | 現職者の中で、必須の50項目対応前の課程修了者 | ・講習Ⅱ講習修了認定試験 ・応用試験 |
・基礎試験 ・実践研修 |
| D-2 | 現職者の中で、上記C・D-1以外の養成課程を修了した者 | ・講習Ⅰ講習修了認定試験 ・講習Ⅱ講習修了認定試験 ・応用試験 |
・基礎試験 ・実践研修 |
| E-1 | 現職者の中で、下記日程で実施された日本語教育能力検定試験に合格した者 昭和62年4月1日~平成15年3月31日 |
・講習Ⅰ講習修了認定試験 ・講習Ⅱ講習修了認定試験 |
・基礎試験 ・応用試験 ・実践研修 |
| E-2 | 現職者の中で、下記日程で実施された日本語教育能力検定試験に合格した者 平成15年4月1日~令和6年3月31日 |
・講習Ⅱ講習修了認定試験 | ・基礎試験 ・応用試験 ・実践研修 |
| F | 上記以外の現職者 | ・基礎試験 ・応用試験 |
・実践研修 |
日本語教育能力検定試験と日本語教員試験の違い
| 日本語教育能力検定試験 | 日本語教員試験 | |
|---|---|---|
| 資格の種類 | 民間資格 | 国家資格 |
| 実施している機関 | 公益財団法人 日本国際教育支援協会 | 文部科学省 |
| 合格率 | 約30%前後 | 全体で約65%前後 ※試験ルートによって異なる |
| 受験資格 | とくになし | とくになし |
| 就職先 | ・日本語学校や日本語教室 ・小学校や中学校 ・海外の語学学校や教育機関 ・日本の行政など |
・日本語学校や日本語教室 ・小学校や中学校 ・高等学校や大学 ・日本語予備校の講師 ・海外の語学学校や教育機関 ・日本の行政など |
ここまで解説してきた中で、「日本語教育能力検定試験」と「日本語教員試験」の2つの試験が出てきました。ここでもう少しだけ、違いについて見ていきましょう。
・資格区分
日本語教育能力検定試験は民間資格ですが、日本語教員試験は国家資格です。どちらが良いというわけではありませんが、今後働き方の幅は日本語教員試験に合格した方が広がるでしょう。
・合格率
国家資格の方が合格率が低そう…というイメージがあると思いますが、実は日本語教育能力検定試験の方が合格率は低いです。とは言え、日本語教員試験を取得するには時間がかかるというデメリットもあります。
・試験範囲
日本語教育能力検定試験の試験範囲は、日本語学だけでなく言語学、文化理解、教授法など幅広い知識が必要になります。その一方で、日本語教員試験は専門知識に加えて教育実習や指導法の評価も必要です。つまり、より実践的な知識とスキルが求められるのが日本語教員試験となります。
・就職先
就職先として一番の違いは、「認定日本語教育機関で働けるか否か」です。日本語教員試験に合格すると認定日本語教育機関で働けるため、就職や転職の幅が広がります。その一方で日本語教育能力検定試験の場合、どうしても就職や転職先が限られてしまいます。
- 日本語教育能力検定試験は「民間資格」
- 日本語教員試験は「国家資格」
- 就職や転職に有利なのは日本語教員試験
- 取得難易度が低くすぐに取得しやすいのが日本語教育能力検定試験
簡単にまとめると、日本語教員試験は「資格取得のために必要な制度的な試験」、日本語教育能力検定試験は「知識の証明に役立つ試験」といった感じです。法的な効力や保証、実務能力を得たいなら前者、ひとまず日本語教師としての知識をアピールしたい方は後者を検討してみましょう。
日本語教育能力検定試験は役に立たない?
上記でも触れましたが、日本語教師になるために日本語教育能力検定試験は必ずしも必要というわけではありません。「だったら日本語教育能力検定試験って取る必要なくない?」と思うかもしれませんが、取得しているからこそのメリットは多くあります。
- 教育業界において長年の実績がある
- 日本語教育の知識は効率的に身につけられる
- 採用試験の受験資格として定められていることが多い
- 就職活動でのアピールポイントになる
まず、日本語教育能力検定は「教育業界において知識と能力を証明する指標」として高く認知されている資格です。実際、日本語教育機関の採用試験を受ける時に「日本語教育能力検定試験に合格していること」が条件になっていることも多いです。そのため、日本語教育に携わる仕事をしたいなら大きなアピールポイントになるでしょう。
そして、日本語教育能力検定試験には受験資格もなく、試験範囲も基礎試験のみとなっています。実務経験や授業の運営能力は試験時点では問われませんので、導入ハードルが低いのも強みです。勉強方法も独学や通信講座など、自由度が高いのも嬉しいポイントと言えるでしょう。
ただし、上記でも書いた通り実務経験を含めた現場でのスキルがないため即戦力にはなりにくいです。合格後にも学ぶべきものが多く、講座やインターン、ボランティアなどに参加して実践スキルを身につけていく必要があります。
【まとめ】日本語教師になるための流れ
ここまで簡単に日本語教師になるための方法について解説してきましたが、まとめとして日本語教師になるまでの流れを解説していきます。
①:自分に必要な資格を調べる
まず、「自分が日本語教師になる目的」について考えてみます。なぜなら、その目的によって必要な資格が異なるからです。日本語教師としてどの分野でも働きたい方、キャリアアップを狙いたい方であれば日本語教員試験を目指し、ひとまず知識があることを証明したいなら日本語教育能力検定試験を目指す…といった感じですね。
②:資格取得のスケジュールを決める
取得すべき資格が決まったら、どのように取得していくかスケジュールを立てていきます。勉強時間が限られている方は独学や通信講座を使用し、時間的にも経済的にも余裕がある方は養成機関に通うのも良いでしょう。自分のライフスタイルに合ったものを選ぶのが重要です。
③:資格を取得する
どの資格にするか決まったら、その資格対策を始めていきます。各試験で受験資格であったり、試験範囲・試験方式・合格基準などがバラバラです。しっかりと対策を行い、資格合格を目指しましょう。合格して資格が付与された後は、所定の手続きをします(例:登録日本語教員→文部科学省への登録など)。
④:就職活動を経て活動を開始する
各資格の手続きが完了すれば、就職活動に進みます。日本語教師の就職先は多岐にわたりますので、求人サイトなどに登録してしっかりと厳選しましょう。実務経験が求められる求人も多いため、就職活動を進めながらインターンやボランティア活動に参加するのも良いでしょう。
日本語教師の通信講座おすすめランキング5選
ここからは、おすすめの日本語教師通信講座をランキング形式で紹介していきます。
アガルート

| 費用 | 総合講義:54,780円 合格カリキュラム:87,780円 日本語教育能力検定試験過去問解説講座:38,280円 |
|---|---|
| 取得できる資格 | ・日本語教育能力検定 ・登録日本語教員 |
| 受講期間の目安 | 約12ヵ月 |
| 合格実績 | 【令和7年度合格率】 日本語教育能力検定試験:61.90%(全国平均の2.09倍) 日本語教員試験:73.33%(全国平均の2.05倍) |
| サポート体制 | ・学習導入オリエンテーション ・隔月実施のホームルーム ・オンライン質問サービス「KIKERUKUN」 ・アガルート公式アプリなど |
| 合格特典・キャンペーン | ・合格特典(全額返金・10,000円贈呈) ・他校乗換割引/再受講割引(20%OFF) ・受験経験者割引/家族割引(10%OFF) |
アガルートは、多くの試験講座を提供している大手通信講座サービスです。日本語教育能力検定試験だと全国平均の2.09倍である61.90%、日本語教員試験であれば全国平均の2.05倍である73.33%の合格率を記録しています。さらに、1つの講座でW合格を目指せるのはアガルートだけなのです。
上記でも少し触れていますが、アガルートでは日本語教師に関する資格を同時に目指すことができます。試験範囲や共通知識が多いからこそ1つの講座で2つの資格対策ができるのですが、これは他の通信講座にはない強みです。就職やキャリア形成にこだわりたい方は、アガルートを検討してみると良いでしょう。
講座は「合格総合講義」と「過去問解説講座」をメインに行い、インプット学習とアウトプット学習を効率よく進めていきます。試験本番において重要なのは知識だけでなく、その知識を実際に使える力を身につけることです。アガルートであれば、カリキュラムを進めるだけでその能力を手に入れられます。
アガルートの講座は、すべてオンラインで完結できるカリキュラムです。スマホやタブレット、そしてネット環境さえあればどこでも学習することができます。倍速再生機能やダウンロード機能も搭載されていますので、外出中のちょっとしたスキマ時間でも勉強できるため効率的です。
受講料は、合格カリキュラムで87,780円、日本語教育能力検定試験過去問解説講座で38,280円となっており、他の通信講座と比較してもリーズナブルな価格設定です。それに加えて、各種割引制度や全額返金・10,000円贈呈が選べる合格特典が用意されています。
ヒューマンアカデミー

| 費用 | 日本語教師養成コース:632,500円 【日本語教師スキルアップ関連講座】 日本語教師に求められる「必須の教育内容50項目」解説講座:63,200円~ 日本語教師のための教材デザイン講座:33,000円など |
|---|---|
| 取得できる資格 | ・登録日本語教員 |
| 受講期間の目安 | 6ヵ月~ |
| 合格実績 | 令和7年度日本語教員試験合格率:90.8% |
| サポート体制 | ・eラーニング ・オンラインライブ授業 |
| 合格特典・キャンペーン | ・特定一般教育訓練給付金 |
ヒューマンアカデミーは、文部科学省の「登録日本語教員養成機関」、そして「登録実践研修機関」として認定されています。そのため日本語教員試験の基礎試験が免除されるため合格しやすく、より実践的なスキルを身につけることができます。受講料は高いですが、それだけ濃密な学習環境に身を置けるのです。
令和7年度日本語教員試験合格率は、養成機関ルートを活用することで驚異の90.8%を記録しています。420時間カリキュラムを修了することで得られる「基礎試験の免除」が大きく影響しており、スケジュールや受講料よりも合格を第一に考えている方にはヒューマンアカデミーがおすすめです。
講座は通学授業の他にも、オンラインライブ講座やeラーニングなどネットを通じて学ぶこともできます。もちろん、それらを組み合わせたハイブリッド学習も可能です。そのため、働きながら資格を取得したい方でも、自分のペースで基礎から応用まで学習を進められます。
他の通信講座との大きな違いは、座学だけでなく実践研修が用意されている点です。学習した内容を使ったロールプレイ(模擬授業)や、教案作成などを通じて実際の教育現場を体験できます。そうすることで実践的なスキルを身につけられますし、慣れれば外国人学習者を対象に授業実習も行うことも可能です。
篠研

| 費用 | ライト会員:72,600円 スタンダード会員:178,200円 プレミアム会員:262,680円 |
|---|---|
| 取得できる資格 | ・日本語教育能力検定 ・登録日本語教員 |
| 受講期間の目安 | 1ヵ月~(推奨1年) |
| 合格実績 | 公表なし(合格者の声あり) |
| サポート体制 | ・スタートアップコンサルティング(3回) ・質問回数無制限 ・篠研サロンー試験対策部(月1回無料/参加自由) ・全額返金保証 |
| 合格特典・キャンペーン | ・合格お祝い金(Amazonギフト券3,000円) ・修了者特別割引 |
篠研は10年以上にわたり、多くの合格者を輩出してきた実績があり、受講者からの合格体験談が多数あります。教材内容の深さや解説の丁寧さが評価されており、独学では理解しにくい分野でも理解が深まるという口コミが多いのも特徴です。こうした実績と信頼は、講座選びの際の安心材料となります。
篠研の講座では、日本語教員試験と日本語教育能力検定試験の試験範囲をカバーしています。学習範囲は膨大ですが、115以上のセクションに分けているため分かりやすいです。初学者でも段階的かつ、効率的に学ぶことができるでしょう。
篠研の強みは、サポート体制の充実度です。3回のスタートアップコンサルティングで初学者でも安心して始められますし、質問制度は回数無制限となっています。ZOOMを使って専任スタッフに相談することも可能ですので、モチベーションを維持したまま合格を目指せるのは嬉しいポイントです。
通信講座では学習仲間を作りにくいのがデメリットですが、篠研では受講者同士が交流できる環境を整えています。月に1回学習強化を目的としたオンラインサロンを開催していますし、アウトプット中心の定期勉強会なども実施しています。独学では見つからなかった発見があるかもしれませんね。
アークアカデミー

| 費用 | 【日本語教員養成eラーニングコース+実践研修コース】 入学金:22,000円 日本語教員養成eラーニングコース(受講料):372,000円 実践研修コース(受講料):99,000円 日本語教員養成eラーニングコース(教材費):7,370円 実践研修コース(教材費):5,500円 総額:500,370円→453,270円(割引適用時) |
|---|---|
| 取得できる資格 | ・登録日本語教員 |
| 受講期間の目安 | 9ヵ月~ |
| 合格実績 | 修了生1万3000人超 |
| サポート体制 | ・学習サポート ・質問制度 ・資格取得後の就職サポート |
| 合格特典・キャンペーン | ・開講記念割(10%OFF) ・教育訓練給付金制度(受講費用の40%) |
アークアカデミーが開校したのは1986年で、日本語学校として40年の歴史があります。これまでに数々の国・地域の方と交流しており、日本語教育はもちろんのこと異文化交流も積極的に進めてきた実績があるのです。教育機関としての評価や信頼性は非常に高く、安心して勉学に励むことができます。
アークアカデミーは通学講座とeラーニング講座があり、自分の生活スタイルに合わせて選ぶことができます。クラスメイトと一緒に切磋琢磨したい方は通学講座、自分のスケジュール中心で進めたい方はeラーニング講座がおすすめです。どちらでも養成課程修了後は「実践研修コース」で実践的なスキルを身につけることができます。
「就職支援室」を提供しており、職業紹介事業許可を取得していますので、求人の紹介や履歴書添削、就活に関する個別相談など、あらゆるサポートを受けることが可能です。求人数も国内外の企業・機関から毎年200件以上もあるため、自分の能力に合った職場を見つけやすいです。
養成機関ルートのため、どうしても受講料が高くなってしまいます。入学金や教材などを含めた総額は500,370円ですが、今なら開講記念割で453,270円に割引されます。教育訓練給付金制度で受講料の40%が支給されますので、額面よりも大幅に安くできるチャンスは多いです。
TCJグローバル(旧:東京中央日本語学院)

| 費用 | 登録日本語教員養成コース(eラーニング):748,000円 日本語教員試験 短期合格パック:138,000 円 ※登録日本語教員養成コースを購入している場合、短期合格パック無料 |
|---|---|
| 取得できる資格 | ・登録日本語教員 |
| 受講期間の目安 | 6ヵ月~12ヵ月 |
| 合格実績 | 【令和7年度】登録日本語教員試験合格率:90.7% 【令和7年度】合格パック受講者合格率(試験ルート):59.7% 【令和7年度】合格パック受講者合格率(養成機関ルートなど):75.0% |
| サポート体制 | ・質問制度 ・試験対策セミナー ・徹底的な就職サポート |
| 合格特典・キャンペーン | ・入学特典あり(校舎によって内容は異なる) ・教育訓練給付金制度(最大25万円) ・リスキリング補助金制度(受講料の最大70%還付) |
TCJグローバルの日本語教員養成講座は、厚生労働省・文部科学省が推奨している「 420時間カリキュラム」をベースに作成されています。単語や文法はもちろんのこと、日本語の構造や教授法、言語習得理論、異文化理解などの幅広い項目を、理論と実践の両方でバランスよく身につけられます。
講座はeラーニング形式ですので、スマホやタブレットがあればどこでも勉強することができます。社会人でも通勤中や休憩中に講義を見直すこともできますし、確認問題の解答やオンラインフォーラムなどを活用することも可能です。実戦的な内容が多いため、就職後もすぐに活かせる力が身につきます。
講座修了後には教育機関だけでなく、国内外の日本語学校への就職支援を受けることができます。求人情報の提供や紹介・履歴書の作り方・志望動機の作成方法・面接対策など、あらゆる角度からの総合的な支援です。自分の納得した状態から、日本語教師としてのキャリアを始められるでしょう。
日本語教師の通信講座の選び方
ここからは、日本語教師の通信講座を選ぶ際にどのようなポイントに注目すべきなのか解説していきます。
実績のある講座を選ぶ
まずは、その通信講座の実績を確認してみましょう。単純に資格試験の合格率でも良いですし、累計合格人数なども注目ポイントです。企業としての評価や運営実績、歴史なども公表されている場合はそれを比較するのも良いでしょう。大手や日本語教育機関として歴史があると、それだけで安心感がありますね。
それに加えて、受講者の口コミや評判も参考になります。「教材が分かりやすい」や「講師の教え方が丁寧でモチベーションが続く」「添削指導で自分の弱点に気付けた」といった意見があれば、その講座の質を判断しやすいです。注意点としては、複数の口コミを確認して総合的に判断するようにしましょう。
取得したい資格の種類に合った講座を選ぶ
日本語教師になるには、主に「日本語教育能力検定試験」か「日本語教員試験」のどちらかに合格する必要があります。そのため、自分がどっちの資格を取得したいのか考えてみましょう。
| 日本語教員試験がおすすめの方 | 日本語教育能力検定試験がおすすめの方 |
|---|---|
| ・「認定日本語教育機関」で働きたい方 ・活動の幅を広げていきたい方 ・実践的なスキルを身につけて即戦力になりたい方 ・合格率の高い資格に挑戦したい方 |
・日本語教育に関する知識を証明したい方 ・就職先に大きなこだわりがない方 ・できるだけ早く資格を取得したい方 |
共通する試験範囲も多いですが、それぞれ対策すべきポイントは異なります。それに加えて、日本語教員試験になるとルートによっても試験内容が異なります。このように、自分が受験する試験対策を提供している通信講座を選ぶ必要があるのです。
ここで少し注意点なのですが、「日本語教師対策講座」と書いてあってもそれが日本語教育能力検定試験対策なのか、日本語教員試験対策なのか分からないケースがあります。しっかりと学習内容を確認し、自分に必要な講座なのか把握してから購入するようにしましょう。
教材・カリキュラムが充実している
もし受講したい資格試験が決まりましたら、それに合わせて講座を探していきます。最も分かりやすい比較対象は、提供している教材・カリキュラムの充実度です。インプット学習用のテキストだけでなく、アウトプット学習用の過去問題集なども確認してみましょう。
- フルカラーテキストで定着しやすいか
- 図解などを用いて分かりやすく解説しているか
- スマホでも勉強できるeラーニングに対応しているか
カリキュラム上で確認したいのが、「学習時間の目安」です。独学では学習スケジュールの管理が難しいとされていますので、通信講座の方でスケジュールを提供してくれると非常に便利です。その日にやるべきことを提案してくれると、効率的に勉強していくことができるでしょう。
通信講座によっては、学習しやすいようにさまざまな機能が用意されています。例えば、動画講義なら再生速度を変えられる機能や、スキマ時間でも視聴しやすいように1動画を5~10分程度に分割しているなどがあれば効率的ですね。
サポート体制が整っている
通信講座では、サポート体制の充実度にも注目しなくてはいけません。なぜなら、テキストや講義だけでは解決できない問題や疑問が出てくる可能性があるからです。単純に「なぜこうなるのか分からない」という疑問もあれば、記述形式において「この問題はどうやってまとめればいいんだ?」といった疑問もあります。
そのような場合を想定し、講師やスタッフに質問できる環境が整っている通信講座がおすすめです。できれば回数無制限が好ましいですが、質問できる環境があるだけで強みと言えるでしょう。質問方法もメールよりもチャットやLINEの方が返信が早く、掲示板形式だと他の受講生の質問を見ることもできます。
その他にも、ZOOMなどを使用した個別アドバイスや個別面談、教案作成や模擬授業を行っている講座だと尚良いですね。通信講座は孤独な戦いになることも多いため、オンラインサロンや学習コミュニティといった勉強仲間と交流できるイベントがある通信講座もおすすめです。
日本語教育能力検定試験の試験概要
| 出願期間 | 令和7年7月1日~令和7年7月31日 |
|---|---|
| 試験日 | 令和7年10月26日9:50~16:40 |
| 試験時間 | 試験Ⅰ:90分 試験Ⅱ:30分 試験Ⅲ:120分 |
| 結果通知 | 令和7年12月19日 |
| 受験資格 | とくに制限なし |
| 受験料 | 17,000円 |
| 試験場所 | 北海道:北海道大学札幌キャンパス(薬学部) 東北:東北大学星陵キャンパス 関東:大正大学巣鴨キャンパス 中部:名古屋大学東山キャンパス 近畿:大阪大学豊中キャンパス 中国:岡山大学津島地区東キャンパス 九州:福岡工業大学 |
令和5年度以降、出願方法は「オンライン出願」になっています。受験票の送付は試験のおおよそ1ヶ月前、結果通知は試験から約2ヵ月後で、基本的に12月には受け取ることができます。受験資格はありませんので、出願さえできれば誰でも試験を受けられます。
試験時間は試験ごとに異なりますが、試験Ⅱが30分なのに対して試験Ⅲは120分など大きな差があることも頭に入れておきましょう。試験場所は毎年全国の主要都市で実施されていますが、細かい場所は毎年異なります。遠方の方は、事前に確認して交通手段やホテルなどを確保しておくと安心です。
日本語教育能力検定試験の試験範囲と配点
続いて、日本語教育能力検定試験の試験範囲と配点について解説していきます。
日本語教育能力検定試験の測定内容と配点
| 科目 | 求められる知識 | 試験時間 | 配点 |
|---|---|---|---|
| 試験Ⅰ | 原則として、出題範囲の区分ごとの設問により、日本語教育の実践につながる基礎的な知識を測定する。 | 90分 | 100点 |
| 試験Ⅱ | 試験Ⅰで求められる「基礎的な知識」および試験Ⅲで求められる「基礎的な問題解決能力」について、音声を媒体とした出題形式で測定する。 | 30分 | 40点 |
| 試験Ⅲ | 原則として出題範囲の区分横断的な設問により、熟練した日本語教員の有する現場対応能力につながる基礎的な問題解決能力を測定する。 | 120分 | 100点 |
試験Ⅱは、いわゆる「聴解」と呼ばれる試験です。マークシート方式となっており、選択肢に専門用語が頻出するため過去問を繰り返し解いて慣れておく必要があります。試験時間は30分、配点は40点なのでⅠ・Ⅲと比較してスピード感と正確性が求められます。
試験Ⅲは少しだけ試験形式が異なり、前半はマークシート方式、最後は記述試験が出題されます。試験Ⅰよりも深い知識が求められる範囲であり、テキストを読んだだけでは解答が難しいケースもあります。記述式は400文字程度の論述が求められるなど、広い範囲での対策が必要です。
試験範囲
| 区分 | 区分 |
|---|---|
| 言語学・日本語の知識 | 1.世界と日本 2.異文化接触 3.日本語教育の歴史と現状 |
| 言語と社会 | 4.言語と社会の関係 5.言語使用と社会 6.異文化コミュニケーションと社会 |
| 言語と心理 | 7.言語理解の過程 8.言語習得・発達 9.異文化理解と心理 |
| 言語と教育 | 10.言語教育法・実習 11.異文化間教育とコミュニケーション教育 12.言語教育と情報 |
| 言語 | 13.言語の構造一般 14.日本語の構造 15.言語研究 16.コミュニケーション能力 |
日本語教育能力検定試験の難易度・合格率
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和7年度 | 1,944 | 579 | 29.8% |
| 令和6年度 | 3,371 | 1,045 | 31.0% |
| 令和5年度 | 8,211 | 2,542 | 31.0% |
| 令和4年度 | 7,054 | 2,182 | 30.9% |
| 令和3年度 | 8,269 | 2,465 | 29.8% |
それよりも気になるのが、受験者数の推移です。表を見ても分かる通り、令和6年度を境に受験者数は激減しています。令和7年度には2,000人を割り、令和3年度や令和5年度と比較して約1/4以下にまで減っているのです。この大きな原因となっているのが、令和6年から施行された登録日本語教員制度です。
令和5年度はその逆で、「登録日本語教員制度が始まるから、その前に取れる資格を取っておこう」という考えが増えた影響で受験者数が増えています。ただ、令和6年度→令和7年度の推移でも受験者数は減っていますので、これ以降も減少していく、もしくは横ばいになると予想されています。
合格点は公表されていない
日本語教育能力検定試験は、合格点・合格基準点を公表していません。これは、日本国際教育支援協会の「よくあるお問い合わせ」にも以下のように明言されています。
Q合格点は公表されますか?
A合格点は公表していません。合否結果通知書に試験Ⅰの出題範囲の5つの区分ごとの得点率により4段階のランクを通知します。さらに、不合格の方には合否結果通知書に各科目の得点・総合点と、総合点が受験者全体の中でどの位置にあるかを8段階で通知します。引用:公益財団法人 日本国際教育支援協会
合格点・合格基準点が分からず不安に感じてしまう方も多いですが、現状は「160点以上」が合格基準点だと予想されています。ただし、これは合格データを集計して推定された点数であり、158点でも合格したという方もいるようです。
これらのことから、「日本語教育能力検定試験は〇〇点を取れば確実に合格!」ということは言えませんが、240点満点中168点以上(7割以上)を目標に定めるのが良さそうです。とくに聴解と記述は受験者間で差が付きやすい問題と言われていますので、しっかりと対策しておきたい部分と言えるでしょう。
そして、本試験で面白いのが「不合格の場合、総合点+各試験の得点、全受験者の中でどのくらいの位置にいるのかを8段階で評価される」という点です。自分に何が足りなかったのか、翌年の試験に向けて何を勉強するべきなのかが理解しやすいです。ランクが高ければ、勉強を続けるモチベーションにもなります。
日本語教育能力検定試験の難易度
ここまで試験内容や試験範囲、合格率などを見てきましたが、日本語教育能力検定試験の難易度は「少し難しい」くらいです。合格率は30%前後で推移しているため半分以下ですが、それでも合格率10%台の試験も多いため難関資格とまでは言えません。基礎知識の定着と記述形式対策をしっかりとし、正答率7割を目指してみましょう。
日本語教員試験の試験概要
| 出願期間 | 令和7年7月14日~令和7年8月22日 |
|---|---|
| 試験日 | 令和7年度試験:令和7年11月2日 令和8年度試験:令和8年11月8日 |
| 試験時間 | 基礎試験:120分 応用試験(聴解):50分 応用試験(読解):100分 |
| 結果通知 | 令和7年12月12日 |
| 受験資格 | 年齢、学歴、国籍等の条件は不問 |
| 受験料 | 基礎試験及び応用試験:18,900 円 応用試験のみ:17,300 円 受験科目なし(免除):5,900 円 |
| 試験場所 | 北海道 :北海道大学(札幌キャンパス) 東北:東北学院大学(五橋キャンパス) 関東:東京大学(駒場キャンパス)/電気通信大学 中部:愛知学院大学(名城公園キャンパス) 近畿:桃山学院大学 中四国:岡山大学(津島キャンパス) 九州:佐賀大学(本庄キャンパス) 沖縄:琉球大学(千原キャンパス) |
受験資格はとくにありませんが、ルートによって受験項目が異なります。試験ルートであれば基礎試験+応用試験のどちらも受験する必要がありますが、養成機関ルートであれば基礎試験は免除されます。そのため、受験料も試験ルートと比較して少しだけ安いです。
試験会場もまだ発表されていませんが、基本的には各地方に1つの会場が用意されています。試験自体は1日で終了しますが、もし遠方から受験する方はホテルの手配なども必要かもしれません。今後令和8年度試験の概要も出てくると思いますので、随時更新していきたいと思います。
日本語教員試験の試験内容と配点
| 試験の種類 | 出題形式 | 出題数 | 配点 | 試験時間 |
|---|---|---|---|---|
| 基礎試験 | 選択式 | 100問 | 100点(1問1点) | 120分 |
| 応用試験(聴解) | 選択式 | 50問 | 50点(1問1点) | 50分 |
| 応用試験(読解) | 選択式 | 60問 | 60点(1問1点) | 100分 |
出題形式は選択式で、配点は1問1点なのはすべて共通です。基礎試験は出題数が100問、応用試験は計110問となっています。試験時間も120分と計150分と長丁場ですので、集中力が途切れないように慣れておく必要があるでしょう。出題範囲は、文部科学省の資料を確認すると以下のように定められています。
出題範囲は「登録日本語教員 実践研修・養成課程コアカリキュラム」( 令和6年3月18日 中央教育審議会生涯学習分科会日本語教育部会決定)の養成課程コアカリキュラムにおける必須の教育内容に示された範囲とする。引用:文部科学省「令和7年度日本語教員試験の出題内容及びサンプル問題」
基礎試験の試験範囲
| 区分 | 出題割合 |
|---|---|
| 社会・文化・地域 | 約1~2割 |
| 言語と社会 | 約1割 |
| 言語と心理 | 約1割 |
| 言語と教育(教育実習を除く) | 約3~4割 |
| 言語 | 約3割 |
応用試験の試験範囲
応用試験で求められるのは、「基礎的な知識および技能を活用した問題解決能力」です。基礎試験とは違い、教育実践と関連させた出題が多くなります。出題割合は公表されておらず、どの領域においても点数が取れるように対策しておかなくてはいけません。
それに加えて、応用試験には聴解問題が出題されます。聴解とは、日本語学習者の話し方や教員とのやり取りなど音声を視聴し、実際の教育実践に即した問題を解く試験形式です。現場の問題解決能力を問われますので、テキストや動画講義だけでは解けないケースもあります。
日本語教員試験の難易度・合格率
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和7年度 | 17,597人 | 11,876人 | 67.5% |
| 令和6年度 | 17,655人 | 11,051人 | 62.2% |
受験者数もできたばかりの資格ですが、日本語教育能力検定試験の2倍以上も受験しています。それだけ注目されている資格ということが分かりますね。試験の傾向がより深く分析され、過去問題集などが充実すれば全体の合格率も70%を超えるかもしれません。
日本語教員試験の合格基準
日本語教育能力検定試験とは違い、日本語教員試験には以下のような合格基準が定められています。
①:基礎試験
必須の教育内容で定められた5区分において、各区分で6割程度の得点があり、かつ総合得点で8割程度の得点があること
②:応用試験
総合得点で6割程度の得点があること
引用:令和7年度日本語教員試験案内
基礎試験であれば各区分で6割、全体で8割、応用試験であれば全体の6割が合格基準となっています。これらは目安であり、実際には年度ごとに試験の難易度によって合格基準が異なる点には注意です。「去年だったらこの点数でも合格だったのに…」ということも起こり得るのです。
【免除と足切りについて】
もし基礎試験と応用試験を両方受験し、基礎試験は合格したが応用試験が不合格だった場合、基礎試験合格証明書が交付されます。この証明書があれば、次回以降の基礎試験は免除されます。つまり、応用試験のみに集中して学習することが可能になるのです。
そして、試験には足切り制度もあります。もし基礎試験が合格点に達さなかった場合、その時点で応用試験の採点はされません。仮に応用試験が満点だったとしても合格にはなりませんし、次回以降免除される制度もないです。基礎試験は総得点だけでなく、各区分ごとに合格基準点を満たさないといけない点も覚えておきましょう。
日本語教員試験の難易度
日本語教員試験の難易度は、「少し難しい」くらいのレベルです。応用試験があるため試験範囲は広めですが、合格率は全体で65%近くあります。とくに養成機関ルートの場合、集中して学べる環境に加えてロールプレイなどの実習も受けられるため合格率がグッと上がります。
ただし、取得するまでの時間は日本語教育能力検定試験と比較して長めです。学習時間もそうですが、試験に合格した後も実習研修を受ける必要があります。そうして初めて登録日本語教員として活動できますので、そこまで想定してスケジュールを立てておきましょう。
独学でも日本語教師になれる?
最後に、独学でも日本語教師になれる可能性はあるのか解説していきます。まず結論から言うと、独学でも日本語教師にはなれます。日本語教師になるための資格に受験資格はないからです。ただし、実際に独学で合格するには膨大な知識量が必要になるケースもあります。
試験ルート(独学)の合格率は35.9%
例えば、日本語教員試験には試験ルート(独学)と養成機関ルートがあり、それぞれ合格率は以下のようになっています。
- 試験ルート(独学):35.9%
- 養成機関ルート:70.0%
- Cルート:70.2%
単純な比較ですが、独学と他のルートでは約2倍近く合格率が異なります。独学でも合格できますが、他のルートよりも厳しいことが分かるでしょう。ちなみに、令和6年度の試験ルートの合格率は8.7%でしたので、1年で大幅に上昇したことが分かります。
独学合格の難しい理由としては、基礎試験を受けなくてはいけない点や、実習を受けられない点が挙げられます。養成機関ルートやCルートを選択した場合、基礎試験は免除されるため応用試験のみに集中できます。一方の試験ルートの場合、基礎試験も受けないといけないため勉強量が多いです。これが影響し、試験ルートでは合格率がガクッと下がっていると予想されています。
そして、応用試験では「教育現場における指導力」に関する問題が範囲に含まれています。養成機関では教育実習も行いますので、現場のリアルな経験を点数に反映しやすいです。一方、独学ではテキストでしか学べないため、実践的な知識やスキルが疎かになってしまいます。
効率化を目指すなら通信講座を活用しよう
独学でも合格は可能ですが、それなりに厳しいことが分かりました。市販のテキストや問題集などを購入するのも良いですが、もし独学するなら通信講座の利用がおすすめです。通信講座を利用することで、以下のようなメリットがあります。
- 合格率が全国平均よりも高い講座が多い
- 初学者でも学習の流れを把握しやすい
- 教材やカリキュラムが充実している
- サポート体制も充実しているため安心感がある
- 受講料はかかるがキャンペーンや割引制度もある
教材やテキストを自分で選ぶ必要がなく、学習スケジュールも提供してくれるのが最大のメリットです。そのため、初学者でも効率良く試験合格を目指すことができます。教材やテキストも非常に分かりやすく、カリキュラムも充実しているため満足度も高いでしょう。
質問制度や個別アドバイスなど、サポート体制も充実しています。何か分からないことや不安なことがあっても、すぐに解決できるのは通信講座ならではの強みです。通信講座の中には合格特典や保証制度もあるなど、安心して学習を進められる環境を揃えています。
自分で教材やテキストを購入するよりも高額になってしまいますが、時期によってはキャンペーンを開催しているためお得に始めることも可能です。とくに3~5月はキャンペーンが開催されることも多いため、この時期を狙って購入するのもおすすめと言えるでしょう。
